工場に入ってくる塗替えは、お店なら什器、家具、マネキンなどがあります。
ホテルならカウンターや部屋の家具、建具。
建具屋さんが直して持ってくる建具。
みんな大事なものですが、特に私の気合が入る物は、
個人のお客様が持ち込んでくれた座卓やテーブル、チェア、タンスなどなんです。
これらは、新しいものに買い替えられるものですから「古くなってしまった」といわれ
捨てられることの方が多いのです。
そんな中、塗替えを選択してくださって、「うちへ依頼してくれた期待に応えたい!」という思いが強く
あるからです。
それぞれの家具を大切に使ってきた人ががいて、また塗り替えてこれからも使っていこうという
気持ちが何よりうれしいのです。
先日テーブルと椅子を塗り替えました。(ブログ9月4日、9月11日)
「元の色に近い感じにして欲しい」というご依頼でした。出来上がってお渡しして
「とても良かった」と満足していただけたようで私も心底うれしくなりました。
家具たちの大体は、傷ついたり塗装が剥げてボロボロになったりの状態からの直しなので
手間がかかります。でも、手をかけることによって再び美しく甦せることができるのです。
家具にとっては、今までの思い出と、これからまた、生活の一部となって、再びボロボロになるまで
使えてもらえたら、年季と共に繰り返し歴史が刻まれていくことでしょう。 MAYA