ちょっと前、平井堅でヒットした「おじいさんの古時計」。当時はいつもどこからか流れてくる
曲だったが、私の思い出の曲の一つにもなっている。
高校でクラス対抗のコーラス大会が行われ、私のクラスはこの曲で優勝した。
聞かせどころのある、もっとコーラス向きの曲は他にもあったと思うが、クラスは多数決で
この曲を選んだ。曲は短いしハモるところも短い。
何より強い味方は、音楽部の部長が我がクラスにいたことだった。
Tさんは部長の肩書きが付いてプレッシャーは大きかったと思う。
できれば違う曲にしたいと思ったかもしれない。
でも諦めず最後まで丁寧に指導してくれた。
Tさんの腕の振り、目、口。小柄な彼女が大きく見えて、
本番ステージでクラス52人(1クラス52人だった)はひとつになった。
鳥肌が立つ歌声。今もはっきり覚えている。』 K