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壇上のカウンターの塗り替え

2009-09-14
ここから海岸沿いの道路R113号を、海を左に見ながら北の方に車で30~40分走ると
 
瀬波温泉があります。そこの、夕日が見られるホテルで有名な汐美荘の
 
壇上で使われるカウンターが工場に入れられました。
 
壇上カウンターの塗り替え前
 
長年使われてきたのであちこちに傷が多く付いています。
 
キズはパテ処理されてサンドペーパーで表面をきれいにします。
 
マークは養生テープでマスキングしておきます。
 
壇上カウンターのマークのマスキングを剥がします
 
塗りあがりましたのでマークのマスキングを剥がしています。
 
壇上カウンターの塗り替え終了
マイクの脇にホテルの名前が入れられて納められます。
 
 
 
新しい物の塗装は勿論ですが、塗り替えによって品物が甦りお客様に喜んでもらえることが
 
うれしいことです。
 
 
 
塗り替えは下処理に時間が掛かり難しいです。元々何が塗ってあったか分からないと塗装後に
 
トラブルが起きることもあります。新品を塗装するよりずっと時間も手間も掛かるのに塗装の評価は
 
新品以下です。それは、たかが塗り替えだからです。出来上がっても新品にはならないからです。
 
新品より塗り替えの方が安くできるだろうから・・・と思われているところがある気がします。
 
「○○○位になります」と伝えると「えっそんなにするの?」の反応も珍しくありません。
 
塗り替えだからと言って手を抜くことはありません。・・・がそう見られていることがありそうですね。
 
 
 

家具の塗り替え テーブルと椅子 続き

2009-09-11
塗り替えのテーブルと椅子 出来上がり
椅子の裏の養生
椅子の養生はベテランの手で
できあがりました。

請求金額はテーブルが7350円、椅子が1脚7350円です。

どうでしょう、この金額は高いと思われますか?

作業工程の続きをお見せしましょう。

養生をします。吹き付けですから裏面も全て覆います。
 
 
 
椅子やテーブルに傷がつかないように気をつけて作業をします。

ダンボール、タオルケット、毛布など用います。
 
 
 
布とテープのなじみが悪いので苦労しています。
 
椅子の養生 ちり際も手際よく
 
椅子の養生 できあがり
 
やっと椅子の養生が出来上がりましたよ。そして時間も掛かりました。
 
椅子の塗り替え できあがり
 
椅子の塗り替えが完了しました。

ちょっと部分的にアップしてみました。
 
椅子の塗り替え 手すり部分
 
色が無くなっていた部分です。元にもどりましたね。
 
椅子の塗り替え 左の手すり部分
 
手すりの左部分です。
 
椅子の塗り替え 木部と布の際
 
椅子の背の部分です。養生はうまく行ったようです。きれいに出来上がっていました。

次はテーブルを見てみましょう。テーブルは養生がいりません。
 
テーブルのキズのパテ処理と研ぎ出し
 
しかし、テーブルの周りは小さい凹みキズがいっぱいありました。

パテ処理が必要です。凹んだキズにパテを埋めていきます。

パテが乾燥したらサンドペーパーで研ぎ出して表面と同じ高さにして平らにします。
 
テーブルのパテ処理
 
最初からパテをいっぱい付けると乾燥も遅れるし研ぎ出しに時間と労力が掛かります。

少なすぎると乾燥してからパテが痩せてまだ凹んでいる状態になります。

ちょうど良いパテの付け方は経験ですね。(パテにもいろいろな種類があって使い分けます)

 

 

これが出来上がると
 
テーブルの塗り替え出来上がり
 
となります。艶は好みでできますが今回は元の艶に合わせました。

 

古い家具の塗り替えやリメイクが入ってくるとなんとなくうれしいです。

大切にされている証拠ですものね。
 

スプレーガン

2009-09-08
スプレーガンとエアブラシ
私たちが毎日仕事をする上での必需品。

スプレーガン。
 
 
 
左上 低圧スプレーガン 右上 最初に手にした古いガン

手前 中学生の時から愛用のエアブラシ

スプレーガンを初めて手にしてから、もはや10年経ってしまいましたが

未だ思ったように使いこなせていません。

 

最高級仕上げともなると、スプレーの粒子一粒が許されないのです(失敗すると柚子肌と言ってブツブツした仕上がりになってしまう)

あのトロリとした仕上げには、私にはもう少し訓練が必要なようです。

社長や工場長は当然のようにやってのけてしまいますが、私は力が及ばなくてくやしいかぎりです。

 

そんななかでもやはり、愛用のガンがあります。

通常使用している口径1.5mmのイワタのガンと着色やカラーリングなど色をきれいに付けるための

口径1.4mmの低圧ガンです。低圧ガンの方はまだ新入りで、これとの付き合いは1年位。

もう一つは中学生の頃から使い始めた、エアブラシです。

これらは本来消耗品なので、古いガンもエアブラシも取り替えていくべき物たちなのですが、なかなか手放すことができません。

特に口径1.5mmのイワタのガンは、「職人になるぞ!」と決めた時から

ずっと使っていて、私の、毎日の成功も失敗も全てを知っている「相棒」なのです。

 

もうお年寄りで、あちこちガタもきていますが、部分的にパーツを取り替えたり、よく手入れをして

もう少し「こき使って」いこうと思っています。 MAYA

 

 

家具の塗り替え テーブルと椅子

2009-09-04
カリモクの猫足テーブル
カリモク家具の猫足椅子
カリモク家具の猫足椅子2
家具屋さんから写真添付のメールが送られてきました。

カリモクのテーブルと椅子。木部の傷みと手すりの色落ちを直して欲しい。
 
 
 
なかなかりっぱな、クラシカルな家具でした。

布張りのこの椅子を本格的に直すとしたら椅子の専門店で布張りを剥がして

木部の骨組みだけにして塗り直します。布を張りなおして出来上がりとなりますが

古い家具の場合、布の傷みや強度が気になります。

まったく新しい布を張りなおせば問題はありません。

しかし金額がもしかしたら新しく買うより高くなる場合もないわけではありません。

私たち古い物好きとしては、そこまでしてでも使って欲しいとは思いますが・・・

 

今回は布に養生して木部だけを残して塗りなおすことにします。
 
 
 
椅子の養生は難しいと思います。私たちの腕の見せ所です。

布の部分が木部より盛り上がっていて、特に背当ての内側は極端です。

毛羽立ちのある布はテープとの相性もよくありません。うまくしないと布の部分に木部の塗料が

にじんでしまうことになります。
 
椅子の手すり部分
 
手すり部分はすっかり塗料が取れていますね。

でも滑らかで木地そのものの柔らかさ温かさが気持ちいいです。

もしもこれが私の椅子なら、このままにして使っている気がします。この木を手のひらで触っていたいもの。
 
椅子の手すり部分
 
続きの作業はまた後日に・・・

湧生君のぬりえ

2009-09-01
湧生君のぬりえ
ぬりえが届きました。第一号です。
 
 
小川 湧生君のぬりえです。

 

当社のチラシの裏にぬりえを書きました。

子供さんやお孫さんが色を塗ってくれるといいなと思って。

送ってくださったらブログで見られるようにしたかったのです。

 

また違うパンダ家族を書いていきたいです。書いているこちらの方が楽しんでいますね。
 
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